このビーカーや試験管、よく見ると見慣れた「ml」の表記と、「oz」という表記がされています。
しかも、メモリの位置が同じではないので、驚きますよね。
日本と世界の単位の違いについて、主に料理に必要なものについて今回はご紹介します。
重さ
日本では 重さといえば 「キログラム (kg)」 ですが、
イギリス、アメリカ、 カナダでは、
「ポンド pound (lb)」 や 「オンスounce (oz)」 という単位で表記されています。
あれ?
1000グラム=1キログラムみたいにボンドやオンスも使えないの?
そうではないんだよ。
ポンドをグラムにすると 1ポンド=約450グラム、
オンスはポンドを分割した単位なので、
1オンス=1/16ポンド
つまり、1オンス=約28グラム になるんです。
計量カップ
計量カップにも違いがあり、海外のレシピではその国々の単位で表記されているので、
気を付けていきましょう。
計量スプーン
計量スプーンに関しては、海外では普通のスプーンを使っているようで、
単位はほぼ同じくらいですが、表記が変わりますね。
ちなみに、大さじはtablespoon、小さじはteaspoonですが、
レシピではそれぞれ 「tbsp 」「tsp 」と表記されていることが多いです。
SI単位とは?
国際的に使われている計量単位のことを「SI単位」と言います。
SI単位は、メートル法を基本とするメートル、キログラム、モルなどの7つの「基本単位」 と、
その組み合わせのラジアン、ニュートラルなどの「組立単位」とで成り立ち、
メガ 、 キロ 、 やミリ 、 マイクロ などの「接頭語」を含めて
国際単位系(SI) と呼ばれます。
メートル法の計量単位は、
当初は長さ、質量の基本2単位と面積・体積などの組立単位だけでしたが、
産業や学術の発展、 国際化の進展等 に伴い、電気などの新たな計量単位が順次追加されました。
さらに時代が進むと、 同じ量でも分野が異なると計量単位も異なるといった混乱や不便さが生じるようになり、
複雑になった単 位系を新たに再統一する必要性が高まりました。
そこで登場したのが、一量一単位を原則とする、
「国際単位系(SI) 単位」です。
日本でも1993 (平成5)年に計量法が改正された際に、
法定計量単位としてSI単位が採用されたそうです。
まとめ
日本では「SI単位」メートル法を採用していますが、
海外では「ヤードポンド法」が使われていることが多いので、単位の違いに気を付けましょう。
ご覧いただきありがとうございました。
参考サイト:ウェブ版「国民生活」5月号、6月号、「探検!計量の世界」
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