ミネラルが不足するワケとは?!

コラム

バランス良く食事をしていれば、

ミネラル不足にはならないはず!

だと思っていたのですが、調べていくうちに、

実はそうでもないような現状ということがみえてきました。

今回はミネラル不足の原因を整理していきたいと思います。

添加物

まず、普通に検索すると出てくるワードが

リン酸塩でした。

多くの加工食品に含まれているリン酸塩ですが、

なるべく過剰摂取しないためにすることや、

茹でこぼしたりして

対策していきましょう。

水煮食品

水煮食品は、高温で茹でた後に何度も水洗いをするため、

素材の栄養素が抜け落ちており、

さらに濁り防止に、食品添加物のリン酸塩を使っていますので

要注意です。

外食でも材料は水煮が多いようですし、

実際、給食現場にいた時は多用しておりました。

揚げ物の油

栄養素が不純物としてろ過された油での「油煮」は、

水煮同様、浸透圧の関係で食材の栄養素が油に溶け出てしまいます。

大手が販売しているサラダ油には、

ミネラルが入っていないのですが、

泡立つ、濁る、臭うなどのクレームにつながるからといわれています。

油も良質な油を選ぶようにしましょう。


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冷凍食品

インジェクション処理といって、

冷凍のとんかつはお肉に針を刺して柔らかくすると共に、

味付けや増量目的で、調味料やリン酸塩が添加されています。

やわらか過ぎて、ティッシュで切れるよというお話しを聞いて、

やってみました。

ティッシュ一枚で簡単に切れました。

動画はInstagramに載せています。

はやしまゆ/子ども栄養ごはん専門@管理栄養士 on Instagram: "やわらかカツvsティッシュ〜 #やってみたかったシリーズ #やってみたかったやつ #添加物大国日本 #添加物取りたくない #添加物だらけ #喧嘩した日のお弁当 #旦那弁当"
28 likes, 7 comments - hayashimayu5 on October 15, 2023: "やわ...

肉だけでなく、魚にも同じく加工されて、

調味料を入れて、とろサーモン、トロホッケ、天然魚の表示をしています。

リン酸塩を使っているのに、

リン酸塩入りの魚肉すり身を使うと表示が免除される

「キャリーオーバー制度」により、消費者にわかりにくくなっているようです。

だし

安くて便利な顆粒だしですが、本来のだし文化とは異なり、

風味調味料なのです。

本来なら煮干しや鰹節、昆布などをだしとして、

必須微量ミネラルを摂ることが出来ていました。

カット野菜

カット野菜は変色を防ぐための塩素処理をされて提供されています。

食品衛生の方でも決まりがあり、

市販品以外にでも大量給食現場でも次亜塩素酸ナトリウム液での消毒が

義務付けられています。

生キャベツと処理したキャベツでは、

ミネラルは3割、ビタミンCは7割減となってしまっているようです。

化学肥料

そもそも、今の時代、

野菜の栄養価が昔に比べて激減しているといわれているのを知っていますか?

1950年と2015年の比較で、

ほうれん草の鉄分は100g中13mgから2mgへ、なんと85%も減少しており、

人参や大根などそのほかの野菜でも80%ほど減少しているとされています。

(※文部科学省「日本食品成分表 初版と2015年版より」)

土壌がミネラル不足になった原因は、

農薬と化学肥料を使った農業が当たり前となったからだといわれています。

繰り返し同じ土壌を使い、

農薬を使うことで土壌微生物が減少したことも問題とされています。

植物が土壌からミネラルを吸収するには、土壌菌の働きが不可欠だといわれています。

土壌菌は多様なミネラルやビタミン類を生み出しています。

しかし、土壌の劣化を補うために、

化学肥料が使われるようになり、

窒素・リン・カリウムのみを大量にばら撒いています。

植物は化学肥料によって速く大きく育ち、

農薬と化学肥料を組み合わせた農法は、効率が良いため、

日本を含めて世界中で普及しています。

大きい割に栄養が少ない農作物は、

私たちを栄養不足にし、

農薬と化学肥料によって、土壌菌が減少した土壌は、

どんどん痩せてしまっています。

私たちの食べ物の選択は自分のためであり、

またそれを買うことで、

生産者や農法を応援する「投票」としての役割もあります。

まだ農薬や化学肥料を使わないオーガニック農法は少数派ですが、

多くの人が投票することで拡大へとつながっていくはずです。

オーガニック農法も色々な種類があり、

千差万別で一概に良いともいえないところもあるようですので

直接、生産者に話を聞くことも必要とのことです。

できることからはじめよう

白米を玄米や分つき米、雑穀米にしてみたり、

煮干し、アゴ、昆布などの天然だしを使うようにする。

粉末にしてたりして、少しずつ取り入れていくなどしていきましょう。

詳しくはこちらの記事もご覧ください↓

それってつまり、ミネラル不足?!
ミネラル不足かもしれないチェックとミネラルふりかけについてご紹介

油は非精製のエキストラバージンオリーブオイルなどにしていきましょう。

また、食生活の見直しと

小魚や貝類、海藻類、たね類、木の実などでミネラルを補給し、

卵黄、大豆、大豆製品などでレシチン補給もしていきましょう。

リン酸塩を含む食品を避け、

素材から調理し、茹で汁もスープにして使い切るように工夫していきましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?

ミネラルについて、食生活について見直すきっかけとなれ幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。

参考/食べなきゃ、危険!新装版ー食卓はミネラル不足/小若順一、国光美佳、食品と暮らしの安全基金著

ウーマンズヘルスサイトhttps://www.womenshealthmag.com/jp/food/g35763186/soil-mineral-20210317/?slide=1

アンチエイジングフードサイト https://anti-agingfood.com/597/

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